計画が思い通りに進まないことは「普通」
最近、仕事をしていると
「夜行性ですか?」
と聞かれることがあります。
午前の2時とかに
メールを返しているからなんですけどね。
夜って仕事中に割り込みされることがないから
集中できるんです。
さて、先日、
「新しい企画が計画通りに進まない!」
と相談を受けました。
あくまで個人の考えですが、
そもそも計画は、計画通りに進まない
と考えています。
だから計画通りに進まないことは悪いことではなく
むしろ、それが普通ぐらいに思っています。
新しいこと(=未知のもの)をする以上、
その計画にはどうしても不確実性が内包されます。
不確実なことをやるのだから
どう頑張っても最初の計画からブレていきます。
特に行動の初期段階ではこれでもかというくらいブレます。
この現象は
「不確実性のコーン」
と呼ばれていて、
最初の計画と実際の成果物にかかるコストは
最大で4倍くらい誤差が出ると言われています。
1週間で終わると思ったものが
4週間かかってしまう計算ですね。
逆に1~2日で終わる可能性もあるということなのですが、
こちらのパターンは今まで一度も
お目にかかったことがありません。
じゃあ、なんでブレるとわかってるのに計画を立てるの?
という話になりそうですが
そもそも計画がないと
ブレが生じたことがわからないので、
ブレに気づくために計画が必要なんです。
計画の中の適切なところにマイルストーンを置いて
ブレたら修正を繰り返していく感じです。
あとはブレ自体をいかに小さくしていくかなのですが、
検証と意思決定を繰り返して
不確実性を取り除いていくしかありません。
ここまで書いて特効薬なし?
と突っ込まれそうですが
僕の経験上、特効薬はないです。
とはいえ、全く何も打つ手がないわけではなく
外部を使って検証することで
時間短縮を行ったりすることは可能です。
いわゆるプロトタイプをつくったりするのも有効です。
検証やプロトタイプって遠回りな気もしますが、
実はやっておいたほうが有効なことが多いです。
なにか新しいことを始めるときは
ぜひ参考にしてみてください。